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肝機能障害– Liver Dysfunction –
こんな方は肝機能障害に要注意
次の項目に当てはまる方は、肝機能障害への注意が必要です。
- 健診で肝機能の数値(AST、ALT、γ-GTPなど)が高いと言われた
- お酒をほぼ毎日、多めに飲む習慣がある
- 肥満気味である、またはメタボリックシンドロームを指摘されている
- 濃い味付けや油っぽい食事が好きだ
- あまり運動をしない
- ストレスがたまりやすい、または睡眠不足が続いている
- 疲れやすい、倦怠感がなかなか取れないと感じることが多い
- 薬を多く服用している、またはサプリメントを多用している
- B型肝炎やC型肝炎ウイルスに感染していると言われたことがある
- 家族に肝臓の病気の人がいる
3つ以上当てはまった方は肝機能障害の可能性、またはその予備軍である可能性が高いと考えられます。少しでも気になる方はお気軽に当院へお越しください。
肝機能障害は放置すると危険な病気です
肝機能障害とは、肝臓が本来持つ様々な重要な機能(代謝、解毒、胆汁生成など)が正常に働かなくなっている状態を指します。これは、肝臓の細胞に何らかの損傷や炎症が起きていることを示唆しています。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、少々ダメージを受けても自覚症状が現れにくいのが特徴です。そのため、肝機能障害は知らぬ間に進行し、健康診断などで肝機能の数値(AST、ALT、γ-GTPなど)の異常を指摘されて初めて気づくことがほとんどです。
初期段階で適切な治療を行わないと、肝臓の炎症が慢性化し、肝臓が線維化して硬くなる肝硬変へと進行する可能性があります。さらに、肝硬変の延長線上には肝がんの発症リスクも高まります。肝硬変や肝がんへと進行すると、治療が非常に困難になり、命に関わる危険性も高まります。
実際、肝疾患は日本人の健康寿命を脅かす重要な疾患の一つであり、決して軽視できる病気ではありません。
自覚症状がないからといって放置せず、健康診断で肝機能の異常を指摘された方、上記チェック項目に心当たりがある方は、ぜひ一度当院までお早めにご相談ください。早期に適切な診断と治療を始めることが、肝臓の健康を守るために非常に重要です。
肝機能障害の判断基準
肝機能障害は自覚症状に乏しいため、他の病気の検査や健康診断の際に異常が判明することがほとんどです。肝機能障害の診断には主に血液検査が必要です。
以下の項目は、一般的な肝機能の異常を示す指標であり、これらの数値が高い場合に肝機能障害と診断されます。
- AST(GOT):30U/L以上
- ALT(GPT):30U/L以上
- γ-GTP:男性50U/L以上、女性30U/L以上(※飲酒習慣のある方は特に注意)
これらの基準値はあくまで目安であり、医師が患者様の詳細な病歴、生活習慣、他の検査結果などを総合的に判断して診断を行います。
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KAMIOクリニックでは肝機能障害の診断および治療をおこなっております。
健康診断で異常を指摘された方、症状のある方、少しでも不安のある方、気になる方はお気軽に当院までご相談ください。